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シアトル在住 不動産屋の日常あれこれ

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Mariko Mitsui

Author:Mariko Mitsui
東京出身。ご縁があってアメリカ・シアトルにて不動産仲介業を経営、雇われ社長ですが雑用もこなします。在米14年。親業はまだ数年。息子二人、柴犬二匹、夫とシアトル郊外にて在住。

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うれしいこと、いくつか・・
今日はKirklandで一件、引渡しがありました。長かったようで短かった道のり。引渡しがあるたびに、お客さんの喜ぶ顔とは裏腹に、私のなかでは走馬灯のように、一緒に廻ったツアーでの出来事、オファーを何度も書いて通らなかったこと、色々なことが浮かんで寂しい気持ちになります。

でも、お客さんから「Hey, you are my best!」とおっしゃってくださり、最後にハグをしてくれたときには、よかった!と私も一安心。車一杯に荷物を持ってきて、一番最初に運び込むのは、車の後ろに牽引してきた彼のお気に入りボート。

「それが一番、最初なんだね。」と思わず、微笑ましい光景に立ち会えて幸せでした。人生で数少ない瞬間に立ち会えるのは、本当に光栄なことです。この仕事をやっていてよかったと思える瞬間でした。

それから、もうひとつ。寝る前に飛び込んできた、日本からの一通のメール。

随分前に売却のお手伝いをさせていただき、その後も年末のご挨拶などでご連絡を取っていたのですが、私のブログをずっと見ていていただいたとのこと。それだけでも十分うれしいのですが、先日の震災で母の故郷が壊滅したことに触れていただき、ご自身も神戸で震災を経験したことがあることで、私が細々とやっている支援活動に共感してくれました。

さらに、何もしていない自分にも勇気をくれたとのことで、突然、私にTシャツを”送った”ので着て欲しいと・・!
メールの題名も「Tシャツ、送りました。」とのことだったので、理解するまでに時間を要しましたが、こうして突如と行動ができてしまうお客様も素敵です。そういえば、家を買うときも、売るときも、おとなしそうに見える方でしたが、いつも大胆に決断されていたのを思い出しました。情熱的な方なんですよね。

で、海外でも宣伝をしてください、とのことでしたので、前置きが長くなりましたが宣伝させていただきますね。
 
「ひとりデモ」Tシャツ


建築家の須永豪さんという方が、作ったTシャツだそうです。売上の一部は震災で親を亡くした子供たちへの支援団体へ送るとのこと。

「ひとりデモ」の意味は何も意味が強いわけでもなく「ひとり"でも"」多くの人が動こう!という意味も含めてだそうです。なんか、言葉のもじりが素敵ですね。

私も何かしなくちゃと騒いでばかりで、結局は寄付という形でしかできない自分に、本当にこれが正しいのか、歯がゆい思いをしていました。でも今日、お客様からメールをいただいて、私も何かしたいとおっしゃってくださり、「ひとりデモ」の意味を考えるいい機会になりました。

Tシャツが届いたら、私もシアトルで「ひとりデモ」します。Aさん、ありがとうございます!
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【2011/07/30 00:11】 | Business | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
シアトルってどんなところ?
シアトルってどんなところだろう?

意外にも、こんな身近な話題にはあまり、このBlogでは触れていなかったかもしれません。
最近は海外や他州からの問い合わせも増えてきているので、ちょっとだけ、外からの目線で情報を発信してみようと試みています。

ここ10年くらいはご存知、スターバックス、イチローで知名度がぐっと上がったのですが、それまではかなりアメリカの中でもマイナーな都市でした。私も10年前に渡米する際、まったくといっていいほど、シアトルの存在を知りませんでしたし。

シアトルは主に、ボーイングをはじめとする航空産業、それからご存知、MicrosoftやAmazon、最近ではYahoo、Googleなどの進出もありITも盛んです。スターバックス、Costcoの本社もシアトルにありますし、近年はバイオ関係の会社も増えてきてます。

というわけで、こうして書いているだけでもおわかりのように、これらの会社の平均年収は高く、シアトル近郊に関しては全米平均の倍近くあり、教育水準も全米平均を遥かに上回っています。いい連鎖ですね。

そのわりには未だ、住宅の市場が他の大都市、たとえばLAやNYに比べると20-40%ほども低いために、他州から移住してくる方が近年、多くみられます。シアトルは地味な街ですが、生活をするといった面では、非常に過ごしやすいかと。娯楽も少ないので、若い子には物足りないかもしれませんが、教育の面では誘惑が少ない分、都合がいいです。

また、通勤のコミュートタイムも平均が30分以内で、LAや他の大都市から来た方から比べると、遥かに環境がいいとされています。(LAは大体1時間以上)ですから都心から30分以内の地区に住まいを構えている人が多く存在します。

日本人も多く住んでいますが、前述のように地元にたくさんの大手産業があるために、そこでの現地採用にて従事されている方が多く、すなわち企業駐在で滞在している人よりも、永住しながら生活をしている方が多くいます。

天気が悪いのも有名ですが、必然と屋内での活動が多くなり、おしゃれなカフェが街中に点在しており、また、お勉強もできる人がたくさんいる印象があります(笑)。

ただ、天気が悪いとは言っても、年間洪水量は東京より少なく、また台風などもありません。冬になると、たまに豪雨などにより浸水するエリアもありますが、いずれも都心より30分圏内のエリアはほぼ皆無です。

海、山などの自然は至るところにあり、自宅から10-20分以内に湖かトレイルのある山があるところが多くあります。

車で1時間もいけば、本格的なキャンプ場やスキー場もあり、2時間も走ると大自然に囲まれた別世界となります。3時間弱でお隣のカナダへも足を伸ばせますので、ちょっと異国情緒を体験したい場合は、日帰り海外旅行も可能です。

土地柄、アジア人も多く住んでいるので、意外にも日本食はほとんどのものが揃いますし、他のアジアの食材も安価で手に入ります。また、偽アメリカ人が多く、青い目の金髪の方でも、日本語がベラベラの親日家が潜んでいますので要注意です。他の都市にいくと、アジア人に対しての偏見があるところも多々ありますが、シアトルに関してはあまり心配しなくても大丈夫でしょう。

こんなシアトルですが、今、この夏の季節が一番の自慢です。湿気がないので気温が上がっても、日本の五月晴れのような天気が続きます。

アメリカにいつかは移住したいなぁと思っている方がいらっしゃったら、シアトルでの生活はトライアルとして、お奨めできると思います。
【2011/07/27 01:47】 | Business | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
うまい話とうまくいく話
この仕事は毎日、色々な人との出会いがあり、思ってもいないことが展開したりと本当におもしろいと思います。

水曜日の夜の9時。一本の電話が鳴ります。見慣れない番号なので取ってみると、私の看板を見ながら「今、○×の家の前にいるのですが、家を見せてくれませんか。」不躾に女性の声。

お客様や取引先の電話ならまだしも、いきなり夜分遅くに物件を見せてくれというので警戒していたら、じゃぁ、いつ、一番早く見られるのかと迫られたので、仕方なく翌日の夜、約束する事に。


「他にも気になる物件があって、(うちを)見たらすぐに決断しなくちゃいけないから。」

なんだ当て玉かと、あまり期待せずに現地で彼女と待ち合わせしました。すると突然、姉という人と二人で入ってくるなり、

「気に入った。ここにするわ。」

とのこと。あっけに取られていると「Here is a deal.」と彼女。「deal」という言葉でこちらも身構えます。

条件はこうでした。Option Leaseにしたいとのこと。今は訳あってローンが降りずに買えないけれど、賃貸をしながら期間満了後、住んでいる自宅を購入するという、条件付売買約束がある契約のことです。

私が曇った顔をした一瞬を見逃さなかったのか、つかさず条件を並べます。

「金額は・・なんでもいいわ、(チラシを取って)この価格?全然OKだし、家賃の一部をEscrowへ預けて購入資金に充当したい。期間はそうね・・1年から15ヶ月くらい。できれば15ヶ月くらいがいいんだけど、それは交渉次第かな。他に特記する条件はある?」

あまりテンポのよさに気味が悪いほどで、私はちょっと圧され気味。話を聞いていると、彼女は元不動産業者で以前に私と同じ会社にいたとのこと。なるほど。それでOption Leaseのことをよく知っているんだなぁと。

でもこの時期に、Sellerには有利なOption Leaseを自ら名乗り出るというのもめずらしい。というのも、今は市場が不安定なので、この場で価値を決めて、先物取引的な買い付けをする人があまりいないからです。

Option Leaseにしたい、よっぽどの理由があるのかと思いつつも、間髪いれずに話し続ける合間を取る事もできず、その晩はそれで一度、退散しました。

その後すぐにOwnerさんへ連絡します。あまりに条件が良すぎてという節はありますが、こういったお話をいただきましたとご報告。もちろん、Ownerさんは是非、慎重に進めて頂きたいとのことでした。

でも、何となく理由はないのですが、私の中では胸がつかえる感じは拭えません。

翌朝、彼女が指定する関係者へ連絡し、出来るだけの様子を伺いました。するとちょっとした新しい情報も得る事ができ、その後、彼女にその内容を確認すべく伝えると、一瞬、声の戸惑いを見逃しませんでした。

「いやだわ、彼は大げさに言いすぎなだけよ。」

家をざっと見てすぐに決める行動を悪いといっているわけではありません。Option Leaseという、私のお客様にとっては願ってもいないオファーでしたが、何というか、彼女の言動ひとつひとつが心の中で繋がらない・・そんな思いをOwnerさんにお伝えしたところ、「面倒はちょっといやだなぁ。」まさにその一言でした。

こういうのを俗に言う「うまい話」と言うんだろうなぁと。

というわけで、私から彼女に質問したメールにはお返事もなく、何となく先方も感づかれたという雰囲気を残しながら、このお話はフェードアウト。うまい話って本当にうまくいかないんだなぁと納得。

一方、今日出させていただいた新しい賃貸物件。

ハスキーな女性からの電話で閲覧希望。午後に物件で待ち合わせしました。

私は初めて会う人とは(日本人以外ですが)必ず握手をしてその方の握り具合で出来るだけの性格をつかむようにしています。以前に受けた握手をした瞬時に攻略パターンを考える、という授業の実践です。

この方は一瞬力強く、その後はふわっと離れるような感覚でした。その感触を裏付けるように、彼女はさぁっと家の中を見て、何か指で確認をし、強い眼差しをそのまま私に向けてから、一言。

「気に入ったわ。早速ですが申し込み用紙は今、お持ちですか?」

心の中で「Deal!」と鐘が鳴ったような気がしました。

お話を伺うと、お歳を召したお母様を抱えているので1階に寝室があること、家族ではない他の同居人もいるので出口が別の居住空間がある、それから孫たちのシッターもしなくてはいけないので、地下のレクレーションルームが使えることなどなど、今までそれらのほとんどがネックとなり、家族がバラバラに居住することになるからと、借り手が付かなかったはずなのに、こんなお互いに条件が合うことがあるのかとうれしくなりました。

そのお話をお客様にしたら大喜びしていただき、私もほっと一安心。

こういうのは何の負荷もなくうまくいく。うまくいく話には、何も仕向けるのではなく、最初から答えがあって、それを見つけ出す作業をするだけで確証できるということを体験できた瞬間でした。

ちなみに、最初の女性とも握手しましたが、するっと抜けるような感触を覚えています。やっぱりどこかつかみ所がなく、するっと消えてしまいましたね(笑)。
【2011/07/09 22:54】 | Business | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
アメリカで仕事をしているニッポンジン
ふと思ったこと。

アメリカで働くようになってほぼ10年近く。

日本で社会人?という名の下で働いていた期間とほぼ同じとなりましたが、断然ここ10年のほうが、人間的にも精神的にも鍛えられ、社会という一員で働く意味が見渡せた日々でした。

ここシアトルでは現地採用で、アメリカに永住なり移住して、自分の能力を会社へ認めさせて働いている、そんなかっこいい日本人の方も多く見られます。

本当にたくさんの優秀な方がいて、優秀だけではなく、天は二物を与えないとはいいますがあれはうそです。

そういう方たちと接していると、自分はまだまだ、努力が足りないなぁとつくづく思います。

皆さん、学生のときから努力して、私が飲み歩いている間にきちんと勉強してキャリアを作って、今の自分を築かれている方が多くいる中、10年くらい遅ればせながらその後をかなりの早足で見習っているところですが、やっぱり追いつかない・・!

でも、これからやりたいことを考えられる、それを実行に移すことのできる環境にあることは、この上なく幸せなことなんだと。

何が不安、これがやだとは思いつつも、色々な方に支えられ、今があることに感謝したいです。

がんばってる日本人はイチローさんだけではありません。みなさん、それぞれのサクセスストーリーがあったり、その途中だったり。

私はまだまだ途中なので、息切れしている場合ではありませんね。

人生、味わいつくすことができたら幸せだと思います。
【2011/07/03 19:18】 | Business | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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