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シアトル在住 不動産屋の日常あれこれ

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Mariko Mitsui

Author:Mariko Mitsui
東京出身。ご縁があってアメリカ・シアトルにて不動産仲介業を経営、雇われ社長ですが雑用もこなします。在米14年。親業はまだ数年。息子二人、柴犬二匹、夫とシアトル郊外にて在住。

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しわくちゃの20ドル札
地震が起きてからあっという間に2週間が過ぎてしまいました。

未だ、原発の問題、続く余震、安否の有無・・・時間が経てば色々と見えてくるのかと少しは期待していましたが、静かに、底強く打つ苦痛が続いている感じがして、たまに深呼吸をして仰いだり。

そんな中、自分で何が出来るか、ずっと模索しています。正直な話、ほんの小額以外、まだこれといってまとまった額を寄付したわけではありません。今回は寄付をしたから終わり、ということには出来ないと思っています。

それは、ひとつは私も知る、母の故郷が壊滅したこと、たまたま、その故郷を知る人とネットを通して知り合いになれ、現地の壮絶な状況を知ってしまったこと、母の恩師が亡くなったこと、それから、これは私だけではないと思いますが、海外にいてその場を共有することができない、一種の後ろめたさに似た感情と、それらを埋め合わせるように、情報をむさぼり、かき集めている自分に、一体何のために?誰のために?と思う矛盾もこれに付随します。

でも、そんなとき、新潟に住む友人から言われた言葉を思い出しています。

「まずはあせらず、目の前のことをやっていこうぜ~。ひとつひとつさぁ、それからだぁ。はい。おたがいがんばってやってきましょ。」

メールから、彼の口調がそのまま表現されていて、まるで声が聞こえてくるようでした。

想っているだけじゃだめなのでは?とか、寄付をもっとしないとだめなのでは?何か形になる支援も海外からしたいとずっと自問していましたが、彼の言葉を読んで、私なりにできることを探し始めました。

ひとまず、向こう2年間、私の微々たる利益の一部を義援金や、何かの活動資金の一部として当てていただくことにしました。

1つは、今、立ち上がろうとしている「仮住まいの輪」の活動基金提供や情報提供など。

仮設住宅には1件、平均で400万円もの建設費用がかかります。今回は最低でも30万件以上の住宅が必要な計算。でも、全国の空いている住宅、団地などは余裕でお30万件以上あるわけで、この余剰分を効果的に利用してすぐに住居を提供できる、掛け渡し的なシステムを作っているのが、この「仮住まいの輪」です。

また、町ごとや近隣ごとに受け入れるエリアを絞れれば、一人で知らない町に行くよりもずっと心強い。何よりもそこに住む人たちのケアがこれから大事になってくると思っています。

なので、単に仮住居を提供することにとどまらず、その後地域でのサポートも含めて活用できる場を目指しているのが、このプロジェクトの根底のようです。

そういったすばらしいアイデアを起こし、地震直後からすぐに行動をし、寝る間も惜しんで、このシステム実現に向けてがんばっている日本の不動産業界の方がいます。

幸いなことにその一部をお手伝いされている方と接することができ、今、こちらでも出来ることを徐々に準備していっています。

また、私はたまたま、ゆかりのある土地が岩手県の陸前高田市に当たるので、この市を中心的にサポートしているNPOを見つけました。もちろん、全ての被災された方をサポートしたい気持ちはありますが、私の中で、いつか復興したら必ず息子たちを連れて帰るという夢を実現させるため、私はこの高田の復興を応援したいと思います。

特に被災された子供たちに何か出来ることはないか、息子の幼稚園と相談して、これを機に何か交流ができればと。今日、息子の幼稚園に「Pray for Japan」と書かれた大きな絵を見かけました。

日本人が少ない学校なのに、あれを見たときには心がまた暖かくなりました。

そして今日、溜まりに溜まったオフィスのMail Boxから手書きの封書を発見。

中には、しわくちゃの20ドルが入っていて、受付の子からのNoteが入っていました。

「Majidからです。彼はあなたの送ったEメールを見てずっと日本のために何かできないかと、それと、教えてもらったようにテキストを打って寄付しようと思ったけど、やり方がわからなかったから、直接お金を渡されたので、同封しておくね。あなただったら、他に有効な利用方法を知っていそうだから。」

思わず、胸が熱くなりました。テキストのやり方がわからなかった・・・だなんて思いも寄りませんでした。忙しい私たちはWebサイトへ行くだけでも手間かと思ったので、携帯から簡単に出来る操作を教えたつもりでしたが、ちょっとお年を召した彼には苦手だったようでした。

彼からは何のメッセージはなく、ただの20ドル札でしたが、握ったらほんの少し、暖かい感じがしました。

こういう好意を大切にしなくてはいけない、自分も少しでも役に立てることができたと。

来月は毎年恒例のガレージセールをしますが、この収益は全てこうした支援に役立てます。来年のガレージセールも同じように支援金へ。

そんなことを考えていたら、今できること、しなくてはいけないことがたくさん。

というわけで、昨日からクロゼット内を整理。去年あれだけ売ったのに、またまた、山のようにガレージセール用の品物が袋一杯です。

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【2011/03/28 19:10】 | Private | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
たくさんの励ましをいただいています。
何から申し上げていいのか、未だ言葉が見つかりませんが、まずは日本で今回の震災に見舞われた方々には心からお見舞いと、残念ながら被害に遭われてお亡くなりになられた方には、心からご冥福をお祈りします。

被害にあった東北、特にニュースに出ている岩手県陸前高田市が私の母が育った故郷でもあり、私の幼少時代の思い出の場所でもあることから、海、山、川に恵まれた、美しかった町の変貌ようを見てはただただ、落胆する毎日でした。

しかし、社内で唯一、日本人である私に、地震発生時から会社の同僚、取引先、友人らからたくさんの暖かい励ましの言葉を、日本の皆様にいただいております。

弊社Bellevue Main支店のエージェント120人を対象に募金活動を募らせていただき、少しでもこの事態を知っていただこうとお願いしたところ、皆さん、一応に「もちろん!」とおっしゃっていただき、震災募金に協力していただいております。

もし、アメリカに在住で少しでも何かしたいという方がいらっしゃいましたら、募金方法の一例としてご案内しておきます。

from US only: Text a keyword "JAPAN" to 50555 to donate $10.00 from your cell phone.
(お持ちの携帯から"50555"へSMS/Text、メッセージ欄にKeywordの”JAPAN”を入れると$10の寄付ができます。)

また、昨日は地元(Snohomish郡)で有志の消防隊員らが、有給を取り実費で、日本の被災地に向かったというニュースも見ました。数年前にアメリカの南部で起きた、ハリケーンカトリーナにも救済へ行った経験を活かしたいと。日本人である自分にもできないことを行動にされている人々に頭が上がりません。 心から感謝します。

それから私のお客様のご家族の安否確認も昨日の未明から続々と入ってきており、被害の大きかった東北、特に宮城の方も多数おられましたが、今のところ、皆さん無事だったとのことでした。しかし、近くのお知り合いの方々には行方不明や亡くなられた方もおり、手放しで喜べないのが実状です。

未だ、安否の確認が取れていない方には不安な日々をお過ごしのことと思いますが、こうして段々情報も入ってくるようになっていますので、どうか希望を持って、皆様が無事でいてくださいますよう、お祈りしています。

海外にて情報が限られているかと思われがちですが、実はTBS、NHKなどの放送がインターネット経由でLIVEで見られているほか、地元ケーブルテレビが日本語放送を無料開放、またTwitterなどからの情報で日本の家族に伝えていました。

TBS
http://www.ustream.tv/channel/tbstv
NHK
http://www.ustream.tv/channel/nhk-gtv

ここ数日、アメリカからの連絡手段として一番有効だったのは、携帯へのEメールです。これは地震直後に東京の弟、妹たちとの連絡手段に役立ちました。また、携帯やSkypeからの通信も何度か成功しました。

今回、特に痛感したのは、自分の親の歳くらいになると、自宅電話以外の連絡手段がないということです。未だ、携帯を持たない夫の母には特に心配をしました。丸2日経っても安否がわからず、最後に私たちがしたことは、義母が行きそうな近所のスーパー、病院、役所や警察などに連絡を試みたほどです。

昔は親戚が近くに住んでいて、誰かにつながれば状態がわかることがありましたが、今はそういう時代ではありません。
近所の方の連絡先を、こういうときにこそ、聞いておくべきだったと反省しました。

また、今回の惨事に直面しながらも、日本人の気丈な振る舞いに、海外のメディアでは高く評価しています。
これだけのダメージに見舞われながらも、規律よく、道徳心を持って助け合っていることに、海外にいる私たちも感銘を受けました。やっぱり日本はいい、あったかい・・・。自分の生まれ育った国に改めて、誇りを感じました。

海の向こうから、何も出来ずに申し訳ないと悲観ばかりしていましたが、こうして世界中の人々が続々と行動を起こしてくれていることを少しでもお伝えできたらと思いました。

まだまだ不安は拭えませんが、前を向いて私も出来る限りのことをしようと思います。
【2011/03/13 13:53】 | Private | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
11年目のSakura
2000年3月5日。当時のシアトルにも街の木々に桜が咲き始めていました。今から11年前、私は30年も住んだ日本の地を離れ、シアトルへやってきました。

観光と違う、生活のアメリカ。新天地での生活は思いもよらず辛いことばかりで、私は好きになれませんでした。今思えばどうでもいいことでも、当時は何もかもが不安に満ちて、全てが歪んで見えました。

シアトルのどぎついピンク色の桜を見ては、日本の白桃色をした桜を恋しく思ったり、桜の咲く時期に冷たい雨が降ってフリースのジャケットを着込まなくてはいけないことに妙に腹が立ったり。

スーパーで目的のものが1時間も棚の端から端を見渡し、単語がわからなかったので人にも聞けず、結局、自宅に帰って泣きながら辞書を引いている自分が情けなかったり。

夫が仕事へ出てからは全てが自由時間。とはいいつつ、友達もいなく、唯一運転だけが気晴らしで、1日中街中をドライブ。道にも迷ってガソリンのランプもつき始め、自分でガソリンを入れたことがなかったことに気がついたときは、またこれも、半べそを掻きながら帰路につき、スーツケースに荷物をつめてパスポートを握り締め、日本行きのチケットを手配する寸前でした。

今まで普通に生活が出来ていたことが30歳近くにもなって突然出来なくなっただけでもすごいストレスで、このシアトルの雲と同様、心の中はいつもどんよりとしたものが拭い切れないでいました。

そんなどうしようもなかった私ですが、振り返るとこの11年は私の人生の中で一番充実した、また自分が最も成長した11年でした。(散々人様に迷惑を掛けてきたのですが・・!)

IT会社のエリートだった夫と離婚をして、何一つ不自由のない生活から一転、蛇口をひねると茶色いさびの入った水が出る、ベルビューで一番安いオンボロアパートへ。両隣からは違う言語が飛び交い、夜は路上でガラス瓶が割れる音や住人たちの口論の声。

そんなのを聞くたびに、自分はこのままではいけないと思っていました。

そして突然として不動産エージェントとなり、所持金が底をつくころ、やっと1件の契約が決まり、そこから何とか毎月契約が決まっていき、今の夫と再婚して、子供にも恵まれ、今はMr.ママとなって一家の大黒柱をしています。

今でもこんなはずじゃなかったとか、いろいろあるけれど、あのころに比べたら創造を遥かに超えた自分がいることに、今まで支えてきてくれた家族、友人、お客様・・・全ての人、一人でも欠けていたら今の私はなかったと心から感謝、多謝、そして感謝。

毎年、Sakuraが咲き始めると、今まで自分が歩んできた道を振り返り、毎年、同じことを思い出しています・・。(毎年同じことを書いているかも!)

今日から10年後。私はどんな思いをして生きているのか、どんな私でいたいのか、最近よく考えています。

今までの10年なんて走ってきたらあっという間。ちょっとゆっくり歩いてみて、これからの道は慎重に考えつつ、時には大胆に生きてみようと。

父が倒産したのも42歳だったなぁ。だんだんその歳に自分がなっていくにつれ、あれから踏ん張って会社を立て直したのを間近で見てきたことが、今の糧になっています。

私もまだまだこれからと信じて、今年は一度、ゼロにリセットして、一からの気持ちでやっていきます。

Sakura.jpg 


上の写真は会社に植えられた桜並木。

そしてこれは長男が生まれたときに植えた自宅の桜。

Sakura-Ken.jpg 

昨日の風と雨で心配でしたが、まだしっかり花がついていました。

そんな強いシアトルの桜も最近は好きになってきました。
【2011/03/10 17:07】 | Private | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
兄のいない間に・・・
1歳半を過ぎた次男坊。長男とは全く違う路線なので、驚く毎日。

まず、1日中しゃべってます。自分の思っていることなのかよくわかりませんが、頭の中に浮かんだ事を途切れもなく発しています。

そして兄が学校に行っている間は、ひたすら、兄のものを独占。

wiiのリモコンを触ってみたり(普段は兄に独占されて一切手が出せない)、車のカーシートでは兄の方に座ってみたり、蹴る事もままならない、大きな兄のサッカーボールで遊んでみたり・・。お兄ちゃんがいるときには、黙ってそばでいつも見ているのに、いないとわかると何でもお兄ちゃんの気に入っているものを独占しています。

これって社長がいない間、社長室の席に座ってみる感覚と一緒でしょうか。

こういうことはもう少し大きくなってからすることなのかなぁと思っていましたが、こんなに小さいときから闘争心ってあるのかと感心・・。

大きくなっても、互いに切磋琢磨していってほしいものです。
【2011/03/08 21:26】 | Private | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
インド人と中国人
今日はインド人の若いご夫婦とご一緒させていただきました。

インド人の方もアジア人に近い感覚があって、年上の人にはきちんとした話し方をするし(最近、私より若いお客さんが多くなってきた!)、家族とちゃんと相談してから行動したり、私の話には真剣に受け答えしてくださったりして楽しく過ごさせてもらっています。

明るいですよね、基本的に。私のつたない冗談にもすっごい笑ってくれますし、お腹空いてない?とかいつも気を遣ってくださいます・・。

でも新車のメルセデスを乗っていて、きっとインドに帰ったらすっごい貴族なんだろうなぁと。アメリカにカースト制があったら、足立区育ちの私なんか、絶対に相手にされていないんだろうなぁと。(すみません、足立区の人。)

以前にもお客様ですっごいインド人の方がいらっしゃって、インドに帰ったら召使が8人くらい在住してるんだっておっしゃっていました。

アメリカのお金持ちもハンパではありませんが、インドもすごいと思います。

最近は業界では冗談で「今はインド人と中国人しか買わないよね!」なんていっていましたが、冗談ではなくなってきています。とある友人は先日、CAのディズニーランドに行きましたが、日本人は全くおらず、中国人だけだった!と。

そういえば、私の最近売らせていただいた物件もインド人や中国人が買い付けされてます。

うーん、というわけで日本人に、もう少しがんばっていただきたいので、今年からAll Aboutでの執筆を始める予定です。私のカテゴリ(海外不動産)がなくて無理矢理?ここにいますが、誰かに見つけてもらいたく・・・ってまだコラムを書いていないので最下位です。

今年は少しJapanにも目を向けてみようかと思案中。
【2011/03/06 23:54】 | 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
Twitter
Twitterを始めて早1ヶ月弱になります。未だに使い方がわからないことが多々ありますが、結構おもしろいです。

本来は自分から情報を発信すべく、他のつぶやきを流れるように見ていると、日本で何が流行っているとか、どうやって世界が変わっているとか(おおげさですが)そういった時代背景ならぬ、時間背景を垣間見ることができます。

また、皆さんもご存知の著名な方で、きっと生きているうちに、絶対に接点がない人と思っていても、気軽に質問をして返事をもらっていたり、報道やイメージで思い込んでいた人が、案外違う人に見えて共感していたり。(その代表は△リエモンさんですが。)

私は未だにそういうのを見ているだけで、どきどきしてしまってツイートもできませんが、中にはくすっと笑ってしまう心を和ませてくれるつぶやきや("最近何をどわすれしたのか、思い出している" by 糸井重里さん)、同じ女性経営者からの格言など。

私は、まだまだ格言をつぶやけるほどの人間ではないなぁと、彼女たちからパワーをもらったりしています。

なので最近はほぼ、情報を受け取る側の受身になりがちですが、少しでもシアトルのことを発信できたらと心がけつつ・・・。

その情報スレッドの雪崩にあっという間に(ほんとうに、あ、っというまに)呑み込まれてしまいます。

あんまりフォローしすぎるのもよくないですね。

Followerといって、その人をフォローしている人数で人気度を計っているみたいですが、中には何億とかすごい人もいて(Obama大統領など)日本人の著名人よりすごいな!と思う瞬間もあります。

これだけ情報が加速化していて、何でも手にはいって、△リエモンいわく、

「アイデアなんてただみたいなもの。そんなものには今は価値がない。それを実行することによって価値がある。」

というつぶやきに妙に共感。普段からあれがしたい、これもしたい、どうしよう、時間がない・・と言っている間に誰かが思っていたことをやってしまって、あ、それ、私が考えていたことだったのに!といっても遅い、ということ。

そんな偉人さんたちのつぶやきを心に刻みながら、思った以上に世間は早く進化していて、思っている以上に自分は早く歳を取っていってしまうのだ・・と妙に焦りだした今日このごろです。
【2011/03/04 20:40】 | Business | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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