不動産屋つれづれ日誌
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さすらいの不動産屋
  • さすらいの不動産屋
  • 東京出身。不動産会社を営む親戚の影響もあり、幼少時代から自然と不動産に興味を持つように。
    日米両国トータル10年以上不動産業に携わり、古い体質が残る不動産業界へ、いち早く新しいスタイルやトレンドを取り入れようと日々奮闘。夫+2匹の柴犬と同居。
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ガラス越しのプレゼン
今日、昨日予告していた通り、オファーのプレゼンテーションへ行ってきました。前回とは打って変わって約5分の超特急。

だって後から次々と病院の待合室のように他のエージェントも応接で待っているんですよ。しかも、こちらの会議室はガラス越し。

というわけで、冗談言って笑いを取っている時間はなく、とっとと用件だけ済ませた簡単なものでした。

結局オファーは合計4つ。それを聞いて、明らかに私のオファーは色々な条件を削ったものの、やはり金額面で一押し足りないものだと直感しました。しかし、そこはどうしてもこちらとしては譲れないのです。それをわかっての本日のプレゼンテーション。

熊のぬいぐるみでも〜とは思っていましたが、やはり残るものは落選したときに悪影響と、簡単なチューリップの花を買っていきました。

「まずは今日、どちらにしてもご売却が決まるわけでして、おめでとうございます、の気持ちを込めて贈らせていただきます。」

なんて花ひとつ贈るのにこんなに緊張したのは初めて。

それから私のお客様から精一杯の気持ちがこもったお手紙披露。それもイチイチ全部読んでいる空気ではなく、要点のみをさっさと伝えたもの。当然、このやり取りの間、エージェントは「余計な小細工はいいから!」という雰囲気丸出しで、さっさと手紙の下のオファーを読み始めていました。ま、大体こう言う演出があるエージェントは相手側も警戒しますよね。オファーに自信があればFaxでも充分なのです。

ガラス越しのエージェントの刺されるような視線を何とか無視、取りあえず花とお手紙でSellerさんの笑顔をゲットしただけでもよしとしようと「何かご質問はありますか?」「特にありません。」はい、終わり!

というわけで出た瞬間、あかんわ〜!これは負けた・・・。と即座に感じました。でも、他のエージェントさんに「Good Luck!」という余裕は見せておきました。最後の遠吠え!?

そして1時間後、一本の電話が。あぁ、来たか、「落選」通達が。結構決断が早かったなぁ・・と思いきや・・。

「あなたのオファーを今見ています。」

「・・・・?へ?何ですって?」

「ですので、あなたのオファーを今、今一度レビューしていまして、早速ですがこちらからの修正条件を述べたいと思います。」

うっそ!?思わず舞い上がってしまいましたが、それから撃沈されるのも早かったです。なぜって一気に2万ドル(200万円)も私が出した価格よりも乗せてきたのです。しかしそれも予想範囲内。多分、競りの結果そのくらいまで今晩は上がるだろうと予想していました。

しかし、それでもこちらにチャンスが廻ってきたというのは奇跡に近いことで、この事態をお客様に連絡をするとびっくり。既に多分取れないと思うということを伝えていたので、パニックになっていました。

随分長い時間考えた末(この間たったの約30分)、やはり購入を断念することにしました。せっかくのチャンスでしたが、やはり無理は禁物。

勝利はあっさりと他の方へと移っていきました。

お客様は「もう少し考える時間が欲しかった。」とのことでしたが、実は相手側のオフィスでエージェントと売主さんが私たちの返事を待っていたため、30分が限界。通常はこのやり取りが10分くらいの間で決まってしまいます。

ま、これと全く逆の体験を昨日の夜はやっておりました。週末に売り出されたKirklandの家は予想通りの完売。

いやはや、今年も大変なマーケットです。

【2006/02/06 23:58】 Business
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